私が大腸がん!?女性はなぜ大腸がんになりやすいのか?

女性は大腸がんになりやすい!発生第1位は大腸がん~特徴・体調的変化・自覚症状~

なんだか体調が思わしくない、そのような不快感をときおり感じることもあるでしょうが、排便に変化があった時は注意しましょう。慢性的に続くようであれば、それは大腸がんのサインかもしれません!

遺伝と環境が大腸がんに関係している

遺伝的要因

食生活や、運動を心がけ健康的な生活を送っていても、遺伝的要因が関係して大腸がんになってしまう方もいます。潰瘍性大腸炎の経験や、良性でもポリープができたことがある方は注意が必要です。また、親族の中で大腸がんになったことがある方がいる場合は、ハイリスク群に分類されることになります。上記のいくつかに当てはまる方は、遺伝子検査を行ない自分の体質を調べてみましょう。

環境的要因

普段の生活習慣が影響して、大腸がんになる方もいます。動物性脂肪の過剰摂取や、野菜不足は大腸がんになりやすいと考えられています。また、運動不足で肥満になってしまうと、体ばかりか大腸をはじめとした臓器に大きな負担をかけてしまいます。飲酒や喫煙習慣が加わると、危険因子が増えるので通常よりも大腸がんになりやすい状態となってしまいます。

女性は大腸がんになりやすいって本当?!

2015年に国立がん研究センターが予測したがん発症者は98万人以上、その中でもトップとなったのが「大腸がん」です。発症率で言えば、男性の方が多かったのですが徐々にその数も逆転しつつあり、今や女性のがん死亡率のトップが大腸がんとなっています。その要因として考えられているのが、食生活の欧米化やアルコールの常飲、さらに喫煙者の増加です。また、長期間の便秘も腸内環境を悪化させてしまい、大腸がんのリスクを高めてしまうことになります。

がんの死因

どんな人が大腸がんになりやすい?特徴を知ろう!

便秘体質が大腸がんリスクを高める?!

健康のためには、適度な運動や栄養のバランスが整った食事は不可欠です。しかし、女性は時に過激なダイエットを行なってしまうことがあります。極端な食事量の制限や、バランスの偏った食事で痩せようとする方も珍しくありません。その結果、食物繊維が不足してしまい、良質な便が作れなくなり便秘になります。腸内に蓄積された便には、腸壁に悪影響を及ぼし大腸がんのリスクを高めてしまいます。

お腹を押える女性

女性ホルモンの減少と大腸がんの関係性

女性の体調は、ホルモン分泌と深い関わりがあります。特に、更年期と言われる40代は女性ホルモンが減少するので、今まで感じたことがない不調に見舞われることもあります。また、この年代になると大腸がんの発症率が高まり、同年代の男性よりも予後が悪いという統計もあります。女性は更年期以降、体調の変化には注意が必要です。

頭を触る女性

恥ずかしい…検査への躊躇が症状を悪化させる

不調の原因を調べたいと思いながらも、恥ずかしさからくる躊躇により検診が遅れてしまう女性は多いのです。大腸がんの検診では、内視鏡検査を行なうので肛門を見せる必要があります。専門医とはいえ、他人に局部を見られることは確かに恥ずことですが、健康のためには必要な行為です。更年期に入った方であれば、子宮がんや乳がん検査と一緒に、大腸がん検査も毎年行ないましょう。

悩む女性

自覚症状はあるの?大腸がんになると起こる体調的変化

大腸がんを発症している場合は、次のような自覚症状があらわれます。まず、患部や周辺がキリキリ、またはチクチクと痛みだします。人によっては、うねるような痛みや疼きを感じることもあるでしょう。このような痛みは、がん性疼痛と言って病巣が大きくなったり硬くなったりすることで感じてしまうのです。その他にも、全身の倦怠感や食欲不振、がん性疼痛による不眠や呼吸困難など様々な自覚症状があらわれてきます。身体的な不調だけでなく、精神的または心理的な苦しみも見逃さないようにしましょう。

まだ間に合う!大腸がんの治療法~ステージ3のアプローチ~

体調の不調が気になり検査を行なった結果、大腸がんと診断された。強いショックを受ける方も多いでしょうが、すぐに治療を始めることで完治を目指すことができます。どのような治療方法があるのか見ていきましょう。

大腸がんとステージについて

5つのステージが存在する

大腸がんを含めたがん全般には、ステージという進行度合いの分類があり、その分類によって治療方法の選定が行なわれていきます。このステージは全部で5段階ありますが、大腸がんの場合ステージは0期~Ⅳ期までの5段階に分けられています。また、Ⅲ期では、さらに2つに分かれた細かい分類が行なわれています。国内では、国際的な分類法のTNM分類が用いられています。

白衣を着た医師

ステージの決め方

大腸がんのステージを決める場合、がん細胞の粘膜への浸潤具合や他の臓器やリンパ節への転移を調べていきます。大腸の粘膜内にがん細胞が留まっており、転移がないなら0期と分類されます。Ⅰ期はそれよりも進行しており、がん細胞が粘膜下層まで浸潤、Ⅱ期になると大腸周辺の臓器までがん細胞が広がっています。それ以降は、リンパ節や遠隔臓器への転移が認められることになっていきます。

がんのステージ

ステージごとの治療方法

治療方法の選択肢の多さとステージは比例しています。ステージが決まったあとは、エビデンス(科学的根拠)に基づいた標準治療が行なわれていきます。がん細胞の浸潤が軽度であれば、内視鏡を使った簡単な手術でも対応可能です。遠隔転移が認められた大腸がんの場合は、放射線治療がメインの治療となってくることがあります。

医療現場

ステージ3の大腸がんなら~具体的な治療方法~

もしもステージ3の大腸がんの場合、がん細胞はすでに固有筋層を超えて浸潤しています。周辺臓器にもがん細胞が拡張しており、リンパへの転移も認められる状態でしょう。リンパ節への転移が3個以下でステージ3a、それ以上がステージ3bとなります。
ステージ3の標準治療は、リンパ節への切除も含めた外科手術です。腹腔鏡を使う場合もありますが、再発を防ぐためにも、抗がん剤治療や放射線治療などの化学療法が必要だと言えます。どのような治療方法を取り入れるか、担当医としっかりと相談しておきましょう。